人気の映画ポスターをご紹介!日本アニメ編 第5回

人気の映画ポスターをご紹介!日本アニメ編 第5回

皆様こんにちは!

人気ポスター紹介も第5回目に突入して参りました。
6月の当サイトリニューアルからこのコーナーの更新が始まり、気づいたら季節が1つ終わっていてマジ光陰矢の如し。

時が経つにつれ、新作映画はいつしか旧作に、レンタルビデオ屋は配信サービスに、ガラケーはスマホに、学生時代の友人は「今どうしてるんだっけ?」に移り変わって行きます。
あの時代、あの時にしか出会えない輝きはいつだって存在するものです。

諸行無常の世の中ではございますが、どこかの時代で誰かの心を動かし、映画公開当時の煌めきを閉じ込めたポスターが現存しているのもまた事実。
時を超えて愛される人気の日本アニメポスターを、今回もフレッシュにご紹介していきます!
まずはジブリの有名タイトル!

『借りぐらしのアリエッティ』[2992]

【本体サイズ】約101.5 x 69 cm
【国】アメリカ
【公開年/制作年】2010年公開
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たくましく生きる小人の少女×心優しい病弱な人間の少年「借りぐらしのアリエッティ」!

イギリスの児童文学を原作に舞台を現代の東京郊外に移し、人目を忍んで人間のものを「借り」ながら生活する床下の小人たちの世界を生き生きと描いた米林宏昌監督のデビュー作。
細部まで描き込まれた背景や、イマジネーション豊かに小人の暮らしに転用させた人間の道具、アリエッティから見た人間の世界の大きさ、その全てにお師匠の宮崎駿監督から受け継いだスピリットを感じます。

本作の英語版はアメリカとイギリスで吹き替え俳優もタイトルも違う2パターンが作られました。

イギリス版アリエッティは、シアーシャ・ローナン、オリヴィア・コールマン、マーク・ストロング、トム・ホランドといった強めの英国俳優で声優陣を固め、タイトルも原作の「The Borrowers(直訳で「借りる者たち」)」を取り入れ「The Borrower Arrietty」と邦題に限りなく近いニュアンスを醸し出した気合の入り具合。
元々がイギリス文学なのもあるせいか、イギリス版からは「原作がイギリスなのにアメリカの野郎どもに負けていられねえぜ!」という英国魂が溢れ出ています。

…とイギリス版の豪華さを説いてはみましたが、ここでご紹介するポスターはアメリカ版です。なんかゴメン。
ワンシートとよばれるビッグサイズのポスターに映るのは、角砂糖を「借り」たアリエッティをガラス瓶の向こうから見つめる翔。
本編とはディティールが違うものの、アリエッティが「借り」で翔に見つかるあのシーンを思い出すデザインです。
「アリエッティの秘密の世界」というタイトルも、絵本のようなタッチも、日本版とは全く違って新鮮ですね!

当店には「借りぐらしのアリエッティ」イタリア版のポスターもご用意しております!
アメリカ版とは趣の違うイタリアバージョンもぜひチェックしてみてください!
イタリア版ポスターはコチラ

お次の2枚目は空気を変えてクライム・サスペンスとシャレ込みましょう!

『劇場版シティーハンター 天使の涙 (エンジェルダスト)』[336]

【本体サイズ】約68 x 31.7 cm
【国】イタリア
【公開年/制作年】2023年公開
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週刊少年ジャンプでの連載開始から40年を迎えた漫画「シティーハンター」の劇場版アニメ最新作!

世界イチ新宿が似合う男こと冴羽獠の口説き文句は「自称ハタチ」でしたが、連載開始から40年経ったということは還暦?少年老い易しといえど、まあ獠ちゃんなら立派なイケジジイになっていることでしょう。
ちなみにこの「獠」って字は公式ウェブサイトからコピペしたんですが、予測変換でパッと出てこなくてモヤりますね。シティーハンターくらい知っておいてよWindows!

そんなハンサム凄腕スイーパー冴羽獠とパートナーの槇村香のコンビの活躍は、いまや彼らの拠点・新宿を飛び出してありとあらゆるところで大人気!
原作の中で重要なカギを握る「エンジェルダスト」を巡る冴羽獠の攻防を描いた本作も、ダークなストーリーとスリリングかつコミカルなトーンで国内外の観客を魅了しました。

ご紹介するのはイタリアで3日間のみイベント上映された際の劇場ポスター。
2023年の作品ながらも、ピッチピチのスキニージーンズとネオンの光に霞む新宿の街に、連載当時の80年代バイブスへのリスペクトが滲んでいます。
「史上最強の敵との最終決戦へ」と書かれたキャッチコピーの下、香と獠を見下ろすように浮かぶ2つの暗い瞳…。そんなことより傷ついて銃を構えるハチャメチャSEXYな冴羽獠!Foo!!

そしてポスターサイズが大小縦横に様々なのもイタリア版のいいところ。
オレたちの獠の魅力は30×70cm程度には収まらないぜ!というアナタはコチラをチェック!

続く3枚目もジャンプ作品!

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』[2065]

【本体サイズ】約84 x 59.5 cm
【国】ドイツ
【公開年/制作年】2024年公開
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2024年に惜しまれつつ完結した「僕のヒーローアカデミア」通称「ヒロアカ」!
ヒーローと一口に言ってもいろいろあるでしょうが、原作者・堀越耕平先生が多大な影響を受けたMARVELやDCなどのアメコミ文化に、ジャンプの「友情!努力!勝利!」のエッセンスを練り込んだ和製ヒーロー譚こそ、何を隠そうこちらの「ヒロアカ」でございます。

人口の約8割が「個性」と呼ばれる超能力を有し、個性を悪用する「ヴィラン」と個性を使って人々を救う「ヒーロー」が存在する世界。
「個性」を持たないけれどもヒーローにあこがれる主人公・緑谷出久が、難関校で仲間とともにヒーローを目指す、というあらすじを聞いただけでもカラメマシマシのジャンプ色がお分かりいただけるかと思います。

人のために一歩踏み出せる強さを秘めた「無個性」の出久が「オールマイト」の能力を得て成長する様は、「人を救いたいと思ったら誰だってヒーローになれる」というメッセージを打ち出し、多くの人の共感を呼びました。
その甲斐あって劇場版アニメは「ユアネクスト」で4作目を記録し、今秋にはテレビアニメが8シーズン目に突入!ナチュラルボーン・ヒーローの快進撃は連載終了後も止まりません。

伝説のヒーロー「オールマイト」にそっくりな謎の男「ダークマイト」に立ち向かうデクたちが、躍動感たっぷりにポスターからあふれるコチラはドイツ版。
アメコミチックなエッジの効いた絵柄に、真っ赤なタイトルロゴがカッコよく映えてますね!
個性豊かなヒーローたちの闘志が壁いっぱいに広がるサイズの一枚、アナタもぜひお部屋に迎えてみてください!

「ユアネクスト」に限らず、海外で公開された前3作の劇場版「僕のヒーローアカデミア」劇場ポスターもコチラからご覧いただけます!

そして最後となる4枚目は、シリアスなオーラを放つコチラ!

『イノセンス』[2015]

【本体サイズ】約28 x 22 cm
【国】フランス
【公開年/制作年】2004年公開
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ゾクリと肌が粟立つ精巧な画面作りに狂気すら覚える押井守監督作品「イノセンス」!

「人間の電脳化」や「サイボーグ」の技術が一般的になった近未来というユニークな設定が話題を呼んだ「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編である本作。
犯罪を未然に防ぐ「公安9課」の草薙素子少佐がデータ生命体と融合し姿を消した前作から3年後に舞台を移し、少佐不在の公安9課は少女型アンドロイド「ハダリ」の暴走事件に挑みます。

偏執的なほどカンペキな作画と画面構成、深みのあるストーリーやキャラクターとともに本作の魅力として挙げたいのが、サイボーグに限りなく近い身体の中に人間の脳を抱える異色の存在として孤独を分かち合う草薙素子&バトーの間にある絆。
2人の間にある独特の空気感や彼らにしかわからない当意即妙な会話は、生身の血肉を持った観客の心に訴えかける説得力があります。

ロビーカードと呼ばれるコチラのアイテムが本編のシーンから抜粋するのは、草薙素子が自身の一部をダウンロードさせた「ハダリ」。
青い光に照らされた顔はどこからどう見ても人間の形をしているのに、ほんの少しずれた焦点や無機質な雰囲気で人間離れした印象を与えられるアニメーターの画力の高さには脱帽です!

劇場のロビーに並べて飾るために複数種類制作されるロビーカードは、自分の好きなシーンを選ぶ楽しみが味わえます。
他にもよりどりみどりな当店の「イノセンス」ポスターはコチラからチェック!

今回も盛りだくさんの日本アニメポスター紹介コーナー、バラエティ豊かな4枚をご紹介しました。
気になる商品へのご質問は、本サイトのお問い合わせからでも各SNSからでもお気軽にどうぞ!
それでは次回もどうぞお楽しみに!

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